Oxford Reading Tree(ORT)は、イギリスで生まれた英語のリーディング教材です。
Biff、Chip、Kipperたち家族の日常や冒険を描いた楽しいストーリーで、やさしい英文から少しずつレベルアップできるように作られています。
バレッタ英会話教室では、このOxford Reading Treeを約180冊そろえています。
2026年9月からスタートした「バレッタ英語多読クラブ」でも、英語の本を初めて読む生徒は、まずORTのやさしいレベルからスタートします。
「中学生なのに絵本?」と思われるかもしれません。
しかし英語多読では、難しい英文を時間をかけて読むよりも、自分にとってやさしい英語をたくさん読むことがとても大切です。
ORTは、英語の本を読む第一歩として、とても使いやすいシリーズです。
📖 やさしい英語から始められる
🌱 Stageごとに少しずつレベルアップ
👀 イラストから内容を想像しやすい
🎧 音声を聞きながら音読できる
✨ 英語を英語のまま理解する練習になる
Oxford Reading Tree(ORT)とは?

Oxford Reading Tree(ORT)は、イギリスのオックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が出版している、子ども向けの英語リーディング教材です。
もともとは、英語を母語とする子どもたちが、自然な文章にふれながら「読む力」を身につけられるように作られました。教科書のようなかたい内容ではなく、家族の日常や学校生活、ちょっとした冒険などを題材にした楽しい物語が中心です。
なかでも有名なのが、Biff、Chip、Kipperの三きょうだいと家族を中心にしたシリーズです。

同じ登場人物が何度も出てくるため、読み進めるうちに「この子は知っている」「この家族の続きが読みたい」と感じやすく、英語の本に親しむきっかけになります。
ORTの大きな特徴は、やさしいレベルから少しずつ難しくなっていくことです。
最初は短い単語や簡単な英文が中心ですが、Stageが上がるにつれて、会話文や文章量が増え、より長いストーリーも読めるようになります。無理なく少しずつレベルアップできるため、「英語の本を読むのは初めて」という生徒にも使いやすい教材です。
また、ORTにはBiff、Chip、Kipperの物語だけでなく、いろいろなシリーズがあります。
Biff, Chip and Kipper Stories
家族や友達との日常生活や冒険を描いた、ORTの代表的なシリーズです。
Decode and Develop
文章量が少し増え、語彙や読解力をさらに伸ばしていくシリーズです。
Traditional Tales
「三びきのこぶた」など、よく知られた昔話を英語で楽しめます。
InFact
動物、科学、歴史などをテーマにしたノンフィクションのシリーズです。
物語だけでなく、昔話やノンフィクションもあるため、興味に合わせて本を選べるのもORTの魅力です。
なぜ中学生の英語多読にORTを使うの?
「Oxford Reading Treeは小さな子ども向けの絵本では?」と思われる方もいるかもしれません。
確かに、ORTはやさしい英語から始まるシリーズです。
しかし、多読では最初から難しい英文に挑戦するのではなく、自分にとってやさしい英語をたくさん読むことがとても大切です。
中学生になると、学校では文法、単語、長文読解などをしっかり勉強します。けれども、英語の本を最初から最後まで「楽しんで読む」経験は、それほど多くありません。
ORTは、イラストを見ながら内容を想像しやすく、短い英文から無理なく読み始めることができます。
「全部の単語が分からなくても、だいたい意味が分かる」
「最後まで1冊読めた!」
そんな小さな成功体験を積み重ねやすいのがORTの良いところです。
バレッタ英語多読クラブでも、まずは「難しい本を読むこと」より、英語を読むことに慣れること、そして楽しむことを大切にしています。
やさしい本を何冊も読んでいくうちに、よく出てくる単語や表現に何度も出会います。
たとえば、
Look at ~.
Come on!
What are you doing?
I don’t know.
といった日常的な表現も、物語の中で繰り返し目にすることで、少しずつ自然に分かるようになっていきます。
単語帳で一つずつ覚えるのとは違い、場面やストーリーと一緒に英語を覚えられるのも多読の良さです。
さらにORTは、Stageごとに少しずつ文章量や表現が増えていきます。
最初は短い文だったものが、読み進めるうちに少しずつ長い文章になり、
「前より長い本が読めた」
「前より速く読めるようになった」
という成長も感じやすくなります。
英語が得意な中学生も、英語に少し苦手意識のある中学生も、自分に合ったレベルから始められることがORTの大きな魅力です。
ORTの5つの魅力
Oxford Reading Treeには、英語多読に向いている理由がたくさんあります。
1.同じ単語や表現が繰り返し出てくる
ORTでは、同じ単語や表現が何度も登場します。
一度見ただけでは覚えられない単語も、物語の中で何度も出会うことで、少しずつ意味や使い方が分かるようになります。
「暗記する」のではなく、何度も出会って自然に慣れていくことができます。
2.イラストから内容を想像できる
ORTは、イラストがとても豊富です。
英語の意味が全部分からなくても、登場人物の表情や場面を見ることで、
「こんなことをしているのかな」
「たぶんこういう意味かな」
と考えながら読むことができます。
英語を一語ずつ日本語に訳さなくても、英語を英語のまま理解する感覚を育てる助けになります。
3.ストーリーがあるから続きが読みたくなる
ORTは単なる例文集ではなく、物語になっています。
同じ家族や登場人物が何度も出てくるので、
「次はどうなるの?」
「またKipperの話を読みたい」
と、自然に次の本へ進みたくなります。
英語の勉強というより、物語を楽しみながら英語にふれる時間になります。
4.少しずつレベルアップできる
ORTはStageごとに難易度が分かれています。
いきなり難しい英文を読む必要はありません。
自分に合ったところから始めて、慣れてきたら一つ上のStageへ。
少しずつ文章量や語彙が増えていくので、無理なく読み進めることができます。
5.音声を使って「読む+聞く」ができる
バレッタ英語多読クラブでは、iPadやPCを使って音声も利用します。
まず音声を聞き、そのあとに自分でも声に出して読むことで、
読む・聞く・まねる・音読する
という練習ができます。
文字だけで読むのではなく、英語の音やリズムにもふれることで、リスニングや発音の練習にもつながります。現在のクラブ紹介でも、ORTは音声を聞きながら音読練習ができる教材として紹介しています。
ORTのStageと英検レベルの目安
Oxford Reading Treeは、Stageごとに少しずつレベルが上がっていくように作られています。
最初はとても短い英文から始まり、Stageが上がるにつれて、文章量や語彙、文の構造も少しずつ増えていきます。
バレッタ英語多読クラブでは、だいたい次のような英検レベルを目安にしています。
| ORT Stage | 英検の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| Stage 1〜3 | 英検5級前後 | 短い基本英文 |
| Stage 4〜5 | 英検4級前後 | 会話・日常表現 |
| Stage 6〜7 | 英検3級前後 | 長めの文章・過去形 |
| Stage 8〜9 | 英検準2級前後 | より長い物語 |
※この英検レベルは、あくまで目安です。
🌱 バレッタ英語多読クラブでは、英検の級に関係なく全員Stage 1+から始めます。
英検を持っている生徒も、学校の英語が得意な生徒も、バレッタ英語多読クラブでは、基本的にStage 1+からスタートしてもらっています。
それは、難しい英文を読むためではなく、まず
「英語を英語のまま理解する感覚」
を身につけてほしいからです。
学校の英語では、英文を読んだあとに日本語に訳して理解することが多くあります。
しかし多読では、
英語を見る → 場面をイメージする → そのまま意味をつかむ
という読み方を大切にします。
ORTのStage 1+は、英文がとても短く、イラストから内容を理解しやすいため、英語をいちいち日本語に訳さなくても、ストーリーをつかみやすいレベルです。
たとえば、絵を見ながら短い英文を読むことで、
「この英語は日本語では何と言うのだろう?」
と考える前に、
「こういう場面なんだ」
と英語のまま理解する練習ができます。
そのため、英検3級や準2級を持っている生徒でも、最初はあえてやさしいStage 1+から始めます。
やさしい本をスラスラ読みながら、
英語 → 日本語 → 意味 ❌
英語 → 意味・イメージ ⭕️
という回路を少しずつ作っていくことが目的です。
そして、この感覚が身についてきたら、Stage 2、3、4……と少しずつレベルを上げていきます。
バレッタ英語多読クラブでは、**「難しい本を読むこと」よりも、「英語を英語のまま楽しんで読めること」**を大切にしています。
iPadやPCで「Oxford Reading Club」も活用しています

バレッタ英語多読クラブでは、紙のOxford Reading Treeを読むだけでなく、iPadのOxford Reading Clubも活用しています。
Oxford Reading Clubでは、本を画面で読みながら英語の音声を聞くことができます。
ただ「読む」だけではなく、
読む・聞く・声に出す・確認する
という学習ができるのが大きな特徴です。
クイズや辞書機能もあります

まずは、出てくる単語の意味を、イメージでつかんで理解します。
単語とイメージのクイズもあり、読む前に、単語の意味を頭に入れておきます。

ネイティブの音声を聞く

まずは、英文を見ながら音声を聞きます。
自分で読む前に正しい発音や英語のリズムを聞くことで、
「この単語はこう読むんだ」
「この文章はこんなリズムなんだ」
ということを耳から学ぶことができます。
Oxford Reading Clubでは、アメリカ英語だけでなくイギリス英語の音声にも触れることができます。
いろいろな英語の音に慣れることも、リスニング力を育てるうえで大切だと考えています。
自分の声を録音して聞き直す

音声を聞いたあとは、自分でも声に出して読んでみます。
Oxford Reading Clubでは、自分の音読を録音して、あとから自分の声を聞き直すこともできます。
自分では上手に読めていると思っていても、録音した声を聞いてみると、
「この単語が少し違うな」
「ここはもっとなめらかに読めそう」
と、自分で気づくことがあります。
先生に直してもらうだけでなく、自分の英語を自分で聞いて確認することも、とてもよい練習になります。
スペルも確認できます

読むだけでなく、単語のスペルを確認する活動もできます。
英語では、
音を聞く → 単語を読む → スペルを確認する
という経験を何度も重ねることで、文字と音のつながりが少しずつ身についていきます。
これは、クラブで取り入れているフォニックスの学習ともよくつながっています。
本を読む前に、単語の意味をイメージでつかんで、クイズで確認します。
知らない単語や熟語は、調べてノートに残します
小学生がOxford Reading Treeを読む場合は、分からない単語が出るたびに辞書で調べることはせず、イラストやストーリーから意味を想像しながら、まず英語を楽しむことを大切にしています。
一方、バレッタ英語多読クラブでは、中学生がクラブ活動として英語の本を読んでいきます。
読んだ本は「読書ノート」に記録します
バレッタ英語多読クラブでは、生徒一人ひとりに多読クラブ専用のノートを1冊ずつ用意しています。
ノートは、ディズニーやスヌーピーなど、生徒が楽しく使えるデザインのものを選んでいます。
毎回、本を読んだあとには、
- 日付
- 読んだ本のタイトル
- 知らなかった単語とその意味
- 「自分でも使ってみたい」と思ったフレーズ
- 英語でひとこと感想
を書いていきます。
ORTはやさしいレベルから読むので、知らない単語が大量に出てくるわけではありません。
1冊の中に知らない単語が1つ、2つ程度ということも多いですが、熟語や自然な言い回しには、初めて出会うものがたくさんあります。
そこで、ただ意味を調べるだけではなく、
「これは自分でも使えそう」
「この言い方を覚えておきたい」
と思った表現もノートに残していきます。
そして最後には、その本を読んでどう思ったかを、短くてもいいので英語で書くようにしています。
たとえば、
It was funny.
I liked Kipper.
The story was interesting.
I want to read the next book.
このくらいの短い英文からで十分です。
大切なのは、読んだ英語をそのまま終わらせずに、
読む → 気づく → 書く → 自分の英語として使ってみる
という流れを少しずつ作ることです。
本を読むたびにノートのページが増えていくので、あとから見返すと、
「こんなにたくさん読んだんだ」
という達成感にもつながります。
これは、このクラブの紹介としてかなり良いポイントです。次はこのあとに、Oxford Reading Clubの録音・音声・スペルチェックを続けると、活動内容がさらに具体的に伝わります。
Oxford Reading Treeは、やさしい英語から少しずつレベルアップでき、物語を楽しみながら英語にたくさん触れられる教材です。
バレッタ英語多読クラブでは、Stage 1+からスタートし、英語を日本語に訳しながら読むのではなく、英語を英語のまま理解する感覚を少しずつ育てていきます。
紙の本を読むだけでなく、Oxford Reading Clubの音声を聞いたり、自分の音読を録音して聞き直したり、スペルを確認したりしながら、「読む・聞く・話す・書く」をつなげていきます。
また、毎回の読書ノートには、読んだ本のタイトル、知らなかった単語や熟語、自分でも使ってみたいフレーズ、そして英語での感想を書き残します。
「英語の本が読めた!」という小さな成功体験を重ねながら、英語を読むことそのものを楽しんでもらえたらと思っています。
バレッタ英語多読クラブについて詳しくはこちら → コベカツ(バレッタ英語多読クラブ)ページ
