英語のハノンの本(初級):ずっと待っていた念願の英語の練習本!
「ハノン(Hanon)」この名前、ピアノを習っていた人ならほとんどの人が知っているでしょう。
私も、遠い遠い昔、小学生だった頃、ピアノのHanonを練習していました。
「ハノン(Hanon)」のNO1は、今でもくちずさめます!
そんな私が、今、ハマっているものは、「英語のハノン」という英語ドリル。
この本のタイトル聞いた時、すぐにピアノのHanonが頭に浮かび、気になって内容を調べてみました。
すると、まさにあのピアノのハノンHanonの英語版!
そして、私が探していたものはこれだ!と衝撃を受けました。
英語のハノン|コツコツ練習することができる
英語のハノンは、ピアノのHanonのようにコツコツ練習することを目的としています。
長年英語を勉強している永遠の学習者であり、ピアノ経験者でもある私は、英語は、ピアノ練習のようにコツコツ練習することが大事。
「1週間で話せるようになる」なんて本もありますが、そんな簡単なものではない!と強く思っています。
だから、この教材に興味がわき、さっそく買ってみました。
英語のハノン|「理解しているだけの英語」を「使える英語」に変えていくことができる
英語のハノンは、基本的には音声を聞き、音読を繰り返すドリルです。
「それって普通の英語ドリルじゃない?」と思うかもしれませんね。
しかし、この教材はよくある英語ドリルとちょっと違います。
それは、「理解しているだけの英語」を「使える英語」に変えていくことができるということ。
そのために、この本ではパターンプラクティスを使います。
パターンプラクティスとは、基本の文法表現をパターンを変えながら練習し、瞬時に文法を使えるようにするための練習法のこと。
例えば、1つのキーセンテンスを、否定文、疑問文、過去形などさまざまなパターンに変えていく感じですね。
耳で模範文を聞きながら音読するというトレーニングを繰り返すことで、英語のパターンが自動的に出てくるようになってきます。
英語のハノン|さらにやりなおし英語学習にピッタリ!
さらにこの英語のハノンの魅力は、やりなおし英語学習にも最適ということです。
初級編で使われる英文法は、中学英語レベルのものが多いのですが、いざやってみると意外と忘れているものが多いことに気付くでしょう。
あやふやだった英文法をどんどん復習できるので、英語力を底上げすることができて自信がつきます。
英語のハノンの本(初級):しかし、飽きるのだ!
英語のハノンをやってみると、英語が話せないのは、単純に英語を話すためのトレーニングをしていなかったからなんだ…と気付かされるはずです。
「英語のハノン」を、ピアノのHanonと同じように、
Unit1から本の文字見なくても英語がスラスラ口から出てくるまで練習すればいい。
そうすれば、必ず英語が話せるようになるはずです。
しかし、この本には大きな難点があります。
それは「飽きる」ということなのです。
英語のハノン|意外と難しい
この本を実際に見てみるとわかると思いますが、書いてある英語はそれほど難しくありません。
学生時代の記憶を呼び起こせば、意味を理解できるし、否定文や疑問文に変換することもできるでしょう。
でも、それを音声を聞きながら音読すると難しい。
頭では理解できていても、ポンと口から出てこないんです。
だから、サクサク続けようと思っても、途中で飽きてしまう方が多いと思います。
英語のハノン|単調すぎる
そして、この本の一番の問題と言えるのが、単調すぎて飽きてしまうということ!
本の文字を見ないで音声だけを聞いてスラスラ言えるようになることがこの本のゴールです。
そのためには1周するだけでなく何周も繰り返す必要があります。
反対に言うと、繰り返して練習さえすれば、スラスラ言えようになるのがこの本の魅力です。
しかし、それがわかっていてもできない。
文法練習はとにかく単調で飽きてしまうのです。
英語のハノン|初級でくじける人は90%くらいいそう
英語のハノンは売れに売れているベストセラーです。
これだけ話題になれば、買ってみたくなるのは、当然でしょう。
そして、みな張り切ってやってみると思います。
しかし、中級や上級に行く前に、まずこの初級でくじける人はどのくらいの割合なんでしょうか?
英語の中級者、上級者でも、帰国子女とかでない純ジャパニーズであれば、
英語のハノン(初級)の後半部分を初見でスラスラと言うのは難しいでしょう。
スラスラ言うためには数回の練習が必要です。
私のばくっとした予感ではありますが、
「英語のハノン(初級)」の本を購入したのに全部最後まで終わらない人って90%くらいいるのではないでしょうか?
それくらい続けるのが難しい教材だなぁというのが私の印象です。
英語のハノンの本(初級):なぜくじけるか?
英語のハノンは、継続することができれば素晴らしい教材です。
それは、英語を教えているプロの私が言うのだから間違いありません。
しかしながら、「続かない」という大きな壁にぶつかってしまいました。
初級、中級、上級と進む前に、初級でやめてしまいそう・・・。
きっとこの本を購入しても、挫折を経験している人は多いと思います。
そこで、私はピアノのHanonのことを考えてみました。
すると、英語のハノンがどうしてくじけるのかわかってきました。
英語のハノン|ピアノのHanonには先生がいた!
今考えてみると、ピアノのHanonも英語のハノン同様に、単調でつまらないものでした。
「早く発表会で弾くショパンの曲とか、かっこいい曲を練習をしたいな~」と思いながらピアノのHanonをしぶしぶやっていたのを覚えています。
それでもピアノのハノンを頑張れたのはどうしてか?
それは、毎週ピアノの先生に見てもらえたからです!
おそらく、ピアノのHanonも1人でやっていたら最後までやりきるのは難しかったでしょう。
英語のハノン|わからないところは教えてもらえた!
ピアノのHanonの場合、わからないこところがあれば、先生にその都度聞きながら進めることができました。
だから、難しいところがあっても途中で飽きたり断念することがなかったんだと思います。
英語のハノン|毎週先生に練習の成果を見てもらえた!
そして何より、家での毎日の練習を頑張れたのは、
週に1回、ピアノの先生の前で、練習成果をお披露目したからです。
これはモチベーション維持のために何よりのものですよね。
先生にチェックしてもらい、合格になったら次へと進んでいった。
この流れがあったから、家でのコツコツ練習も頑張れたのです。
「英語のハノン」の練習は、ちゃんとできているかチェックしてくれる先生がいない!
これが一番の問題ということに気付きました。
英語のハノンの本(初級):毎週1回ネイティブに聞いてもらおう!
英語のハノンは素晴らしい教材であることは間違いありません。
しかし、問題は1人でやり遂げるのが難しいということ。
それはきっと、チェックしてくれる先生がいないからでしょう。
そこで!
「英語のハノンのオンライン練習クラブ」を開催することを決めました!
先生は、バレッタ先生にしてもらいましょう。
毎日少しずつでもいいので、本を見ながらリピーティング!
そして本の英文見ることなしで英語をリピート!と、各自、自宅で練習してもらいます。
そして、週に1回30分、アメリカ人のバレッタ先生のあとでリピート!していきましょう。
まさにピアノのHanonのように、自宅でコツコツ練習してから、週に1回お披露目する感じですね。
これなら、1人でやっているとつまずいてしまう…、
飽きてしまう…という人でも、英語のハノンを最後まで頑張ることができるでしょう。
そうすれば、ただ理解しているだけの英語を、きっと使える英語に変えていくことができるはずです!